2013年8月8日木曜日

自分がやりたいように生きる

というのは難しい。
そもそも自分以外の人たちとの関係なしに生きていくことはできないから、
自分だけの欲求を満足させて生きることはできない。

学校では数学の計算、理科の知識、読み書きは教えてくれるけど、
自分の一生をどう生きるかについて考える機会はあまり与えられてないと思う。(そういう機会は社会全体で与えるものなのかもしれない)
小学校では道徳の授業があって、仕事、倫理観とかについて考える機会があったけど
中学、高校とあがるにつれて、勉強に比重が移っていく。
ヨーロッパの教育が、生き方に関してどこまで教えてるのかは分からないけど、
少なくとも俺の同僚は、みんながどれだけ稼いでいるかとか、誰が出世するかより
誰がハッピーかについて一番興味があるように思う。
教育だけじゃなくて、育っているそもそもの環境が違うから、全然違う価値観が形成されるのかもしれない。

そんなわけで仕事柄もあるかもしれないけど、ヨーロッパの同僚たちはすごく自由に生きていると思う。
海で仕事をしながら、空いている時間に自分の母国を案内するサービスを提供する人。
海で仕事をしながら、フリースタイルのスキーヤーをやっている人。
海で仕事をしながら、スカイダイビングを何百回もやってる人。

日本ではいい仕事につくことっていうのがひとつの大きなゴールになってるところがあるけど
ヨーロッパでは仕事を含めた人生のトータルコーディネートがゴールになっていると感じる。

だから、出世街道を進んでなくてもハッピーだし、仕事のウェイトのおき方も人それぞれだ。

俺が会ってないだけで、日本にもそういう生きかたしてる人、目指してる人はいるんだと思う。
でも、日本から出ることがなかったら、こういう幅広い視野を持つことができなかったと思う。

仕事に自分の生きがいを見出して、技術を磨いていくのも選択肢の一つとしていいし
それ以外にも、自分を充実させることを見つけて、それに打ち込むのもいい。

どんな生き方をしたいか。もっと自分にきいてみないと。

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